辛い時こそ彼の隣
今日は、あいにくの雨。




久しぶりに、お姉ちゃんが経営しているカフェに向かおうと
玄関のドアを開いく。





ドキっ!!!!!!!!!!!




一瞬にして私の目が点になった。




ビックリしすぎて声がうまく出せない…






「ど、どうしたの……!?」





玄関の前には、
雨でびっしょりになった沙奈が立っていた。



その表情は、
今にも泣きそうな目…
真っ青な顔…。
表情が1つもない。



体は凄く震えていた…。



この時―――。



沙奈には最大な悲劇が起こっていた…





「菜夕ーーーっ。」

「と、とりあえず、入って!!」




そう言って、沙奈を私の部屋にあげ、

タオルと温かい飲み物を差し出した。





「着替え…必要だよね?今持ってくるね…。」


と立ち上がろうとした瞬間、

沙奈は私の腕を強く掴んだ…



「…行かないで。」





その手は、凄く冷たく、
まるで助けを求めているような強さだった…





このあと、


私は信じられない出来事に、
頭が真っ白になった…


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