日々

そしてそのあと、雅紀が送った
みんなへの返信はこれだ。


――――――――――――

終業式のとき表彰されて目立つ。

また大会(全国)に
でらなければならない。


辻畑さん(雅紀の数学教員)恐い。


将棋部の先生から
「もうYOU入っちゃいなよ☆」
的な熱い言葉。


辻畑さん(将棋部副顧問)恐い。


精神的な
ダメージが多い試合の数々。


辻畑さん(何故か俺の対局見る)恐い。


集中ばかりで、
疲労感バリバリな
今の雅紀さんの状態等々..orz


もうヤだ。恐い。
――――――――――――


雅紀
「なんで、辻畑さんが
将棋大会に来てんだよぉ!!!!」



雅紀
「いつも野球の話をしてんじゃねーか!!
授業中野球部ばっか当てて
可哀想なことしてんじゃねーか!!
なんで野球部じゃなくて将棋部、
副顧問なんだよぉーー!!」



雅紀
「だいたい数学苦手意識がある…、
てかもう全く分かんねぇから、
毎時間、『当たりませんよーに』って
祈ってるんだぜ!?
そんな人にガン見されたら、
負けられねぇじゃないかー!!
恐すぎるぅー!!」



雅紀
「緊張するわボケーー!!!!」


ぎゃんぎゃんと喚きながら、
大会から1人帰る雅紀君。



その後日、


「お前が入賞するから悪い」という、
理不尽な勧誘と助っ人のようなもので
フラりと入賞したことによる
クラスメイトからの驚愕の視線に、
雅紀は精神的にダウンしたのだった。



*END*

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