日々

―――――――
―――――…


雅紀
「寒い…」


美桜
「真っ暗だね。まだ6時前なのに…」


今は12月。
マフラーを巻いてはいるが、
体が冷えてしまうのは、仕方ない。


息が白く自分の目で確認できた。


美桜
「雅紀、道覚えてる?」


雅紀
「俺も今、それ聞こうとした。ここどこ」


美桜
「…………。
雅紀がそんなことじゃ、
私、不安になるんだけど」


雅紀
「美桜、任せた」


美桜
「……………はぁ。
あっ!この建物覚えてない!?」


雅紀
「え〜、全く。……いや!覚えてる!この角度!!」


美桜
「よねっ!!確か先に進むと
公園があって……あ、ニャンコ!」


雅紀
「マジか!暗くて見えねぇ〜…。
ニャンコどこ!」


美桜
「ほら、あそこ歩いてるっ!!」


雅紀
「あ、いた!」


美桜 雅紀
「「可愛いね(な)〜…!!」」


猫に癒された2人。
2人の心はほかほかに温まった。


美桜
「夜の公園って怖くない?」


雅紀
「え〜、そう?」


美桜
「夜の公園って怖いでしょ」


雅紀
「いや、人間ほど恐いものはないと思う。俺は」




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