日々

『スポーツバック?
あぁ、あるよ。今から取りにくる?
じゃあ、待ってるね』


雅紀
「―――だそうです」


里桜
「ねぇ。これでバックをホームに
忘れたの2度目だよ!?
少しは学習しなさい!!」


雅紀
「アレは違う!!
だって忘れたの学生鞄だもん!」


美桜
「変わらないよね、それ」


里桜
「ドジ。天然。」


雅紀
「んなっ!?俺は少し抜けてるだけだ!!」


里桜
「どこが少し!?」


雅紀
「少し!!」


美桜
「はいはい」


結局2本目に乗って学校に行った3人は、
駅員さんの優しい表情をしっかりと
目に焼き付けたのだった。


里桜
「これじゃ早起きしてる意味がないよ。
人混みを避けるために、
始発に乗ってるのに……」


雅紀
「しょうがないだろ、忘れちゃったんだから」


美桜
「開き直った…!?」


里桜
「誰のせいよ…!!」


雅紀
「2人が付いてきたんだろ!?」


美桜
「なぁに?」


里桜
「素直に?」


雅紀
「…………すみませんっした!!!!」



*END*
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