隣の席の俺様ヤンキー【完】

……クソッ。そうじゃない。


そんなことを言いたいんじゃない。


必死で追いかけてきたのも、こんなことを言う為じゃなかった。


ただ、『悪かったな』と謝りたかっただけだ。



『お前にとっては初めてのキスだったのに、一方的にしてごめんな』


そう言いたかったのに、自分の口が言うことを聞いてくれない。

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