ガラスダマ
おかえりなさい…って、
初めて言われた。
たったそれだけで、何故か目頭が熱くなったんだ。
珠に背中を押されて中に入ると、広いリビングに案内された。
ソファの上、おばさんの隣。
別にあれ以上お父さんの話なんて聞かなくてもいいって思ってたけど、珠の強い勧め。
「何から話したらいいかしら…」
なんて言いながら、おばさんの口からは次々に昔の思い出が出てきた。
最初に話してくれたのはお父さんの話。