ガラスダマ


「両思いになれるってさ、奇跡だと思わない?」


「……そうだね」


「俺はその奇跡を信じてるよ。お前が心から好きだと思えた相手が俺じゃなかったときは、ちゃんと諦める」


諦める…

その言葉を聞いたとき、何故か胸が痛くなった。

これが何を意味していたのか、この時のあたしには全く理解なんてできなかったけど。


「人としては好きか?」


「わかんない」


もっと頑張らないとな…そう言って高橋は笑った。


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