ガラスダマ


けど、お父さんから返ってきた言葉にがっかりしたんだろう。


恥ずかしくなるけれど、もうあいつは関係ない人間だと思おう。

もう、忘れてもいいよね。


あたしに両親は最初からいなかった。

あいつにも、あたしという娘は最初からいなかった。



…それでいい。


おばさんはあたしが荷物を抱えて帰って来た姿に最初は驚いていたけれど、快く受け入れてくれた。


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