ハツ彼 は、ハーフな年下さん。(完)
水族館
「久しぶりだー!!」



テンションが、上がる!


大人なってからも、数回来てるけど…


意外に面白い。



「なの。

はしゃぎすぎると、


転びますよ?」


「ベルーガ!ベルーガ!」



嬉しそうに、


海が私の所まで駆け寄ってきた。




「一緒に行きましょう。」


そう言って、手を繋ぎ始めた。


しかも、恋人繋ぎってやつ!指を絡めるやつだよ!ひぃぃ!?


「うっ…うん!」


恋人繋ぎ初めてだわよ!


今まで、リア充がやってたのをうぜぇって思っていた事だぜ。


手に汗が…


「ごめんね。汗っかきだから…。」


「良いんですよ。

俺が、なのと手を繋ぎたいんですから。


ベルーガショーが、

そろそろ始まりますね。」


入り口に、あったパンフを見て言った。

「え!!


海、行こう!?

急げー!!」



海の手を引き走りだした。






ベルーガショーに、間に合い…


何とか着席できた。


あの顔がなんとも言えないぐらい好き好き!!


「可愛い!可愛い!」


小さく呟いていると…



「なのって、ベルーガに似てるよね。

ぷよぷよしてる所か、


可愛い顔してるのとか。」


「似てないよ!

ベルーガの方が、可愛い!


こっち見た!」



ベルーガの可愛さにメロメロでした。



そんな、私を海は愛おしいそうに眺めて
いた。


私は、気づいてないけどね!















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