ハツ彼 は、ハーフな年下さん。(完)
「あー…。

微妙だったねぇ。


大体のグロい映画ってバットエンドが多いんだよね。」


ウサギの縫いぐるみの頭をべしべし叩いた。


「そうですね。

今回のも、バットエンドでしたね。

エロいシーンあったから、


良しとしましょう。」


「海のエロ魔人がっ!!」

ウサギをもち、軽くぺしぺしと叩いてきた。



「こんな、俺は嫌いですか?」



両手を掴み、押し倒した。


「ふぉっ?!


嫌い…じゃない…。

すっすっすっ

好き!!」



「ありがとうございます。


俺は、愛してる…。」


この雰囲気は、行ける気がしたが…。





ーリンリン


なのの電話が鳴る。


時計を、見ると21時だ。


なのの、お祖母さんが厳格な方らしい。


心配症みたいで、門限が20時とか。


今時の小学生でも、無いから!!



「今…?とっ友達ん家!!


今から、帰るから!!


おばあちゃん怒ってる?


うん。うん?」


悔しいが、1番の難関のお祖母さんに


嫌われたら結婚も許してくれないだろうし…。



結婚って、早い?


俺は、なのを見たい瞬間


この人と結婚するんだなー


って思ったし。


今まで、そんな事を思う奴らは嘘言ってるんだろうって思っていた。



運命の人に、出会えた。




そんな、感じだ。



「送って行くから、支度してください。」


「うん!!」



手を繋ぎ…歩いて行き…


車で、なのの家まで送って行った。




下は、暗く…


「それじゃ。また。」

「うん。気おつけてね。」



軽くキスをして、頭を撫で…



「早く家に入ってください。

見届けたら、帰りますから。」


「うん。」




名残惜しそうに、家に入った。


そして、


なのの好きなアニメの歌を聞きながら

自分のアパートへと向かった。
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