ハツ彼 は、ハーフな年下さん。(完)
今の時刻

22時。


モルは、なのと遊び疲れで寝ている。


今は、2人で晩酌中。


「あと、一週間で東京に帰っちゃうんだ。」


「半年は、あっという間でしたね。」


なのは、チューハイをぐぃっと飲み干し…。


「遠距離恋愛って、


初めてだし…

不安だよ。

海…モテモテだし。」


泣きそうな顔で、俺の顔を見る。



「大丈夫。

浮気しないです。

なのにゾッコンなんですから。」



なんか雰囲気が、良い感じになってきていた。


「本当に…?

忙しくて会えなくなっても?」


「必ず電話します。」


「夜中だと。寝てるよ?」

「朝、電話します。」


「坂本さんに、誘惑されるかもよ?」


「なのだけです。」


なのは、凄く不安がっている。

俺だって、東京に連れて帰りたい。

なのは、家族が心配で…

離れがたい。


そう言っていたのを、聞くと連れていけない。


「離れる…の。

嫌だ…。」


わーんと泣き出したなの。


「俺だって、離れたくない。」


お互い抱き締め合った。


「うっ…うみぃ…。」


「なのは…

いいですか?

半年も、待ったんです。


我慢出来ない。」


「でっでも…

三段腹だひ…

すね毛剃り忘れたし…

絶対に、

やってる時の顔ブサイクだろうし…」



また、言い訳。

もう、我慢の限界なんだ。


「なのは?

聞き分けの悪い子は、お仕置きしますよ?

観念してくださいね。」


なのはの事を抱けるって思うと顔がニヤけてくる。


「は…はぃ。

優しくしてね…」



待ちに待った。






最高の瞬間……。
















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