ハツ彼 は、ハーフな年下さん。(完)

「あらぁ、ママ!

この可愛いおデブちゃん!」


「可愛いー!!ブタちゃん!」


店には、入った瞬間オカマさん達に揉みくちゃにされた。




「海の…彼女よ。」




不機嫌なお母さん。




「あらぁ、私…気に入ってたのにぃ!」


「残念だわー。」


空気が、どよーんとしてしまった。


「あの…

私って、そんなに嫌われてないんですかね?」



「海の彼女じゃなかったら、


お気に入りになったのにねぇ。」



海のお母さんは、

ため息をつきながら…私の顔を見る。


「悪いけど、

私は、アンタ達の付き合いは認めらんないわ!」



「ママったら、海君の彼女はみーんな嫌いだから大丈夫よ!」



隣のオカマさんに、耳打ちしてくれた。



「お母さん…「アンタのママじゃないわ!翔子さんとお呼び!」



「しょ…翔子さん。」


「それで、良いわ!」





< 47 / 60 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop