マイルド・ガールとワイルド・ボーイ3
数秒の沈黙の後………幹居が一言だけ放った。


「……………ハッ?」


オレの予想通りの反応。


思わずクスッと笑うと、幹居が片手で顔を覆い出した。


「えっ?イヤ……十六夜君?今何と仰いました………?」


「んーー?聞きたい?」


震え声の幹居とは正反対の明るい声で、あっけらかんと返す。


「いいか幹居?――――オレは」


「………」


「お前が」


「…………」


「好きなんだよ」


「………ハァアァァアッ!?」


幹居の絶叫が教室に響き渡った。


そりゃもう授業中だったら絶対注目の的になる位の声音。
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