マイルド・ガールとワイルド・ボーイ3
冗談って………心外だな!!本気ですけど!?


「冗談なんかじゃないよ。何も予定無いんだったら、別に平気でしょう?来なようち」


この返事で冗談じゃないと確信したらしい十六夜君は、ブンブンと頭と手を横に振る。


「イヤイヤ、家族皆での和やかパーティーに、部外者のオレが参加するワケにはいかな「いいから!!放課後一緒に帰るから、逃げないでよ!!」」


焦る十六夜君にピシャリと釘を刺し、私は自分の席に戻る。


寧央・弥紗・桑村君・荒井君は呆気に取られて、皆黙ってその場面を眺めていた。


ところが、肝心な放課後――――……
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