マイルド・ガールとワイルド・ボーイ3
「アワワワ、か、楓メガネ……!」


「………オーマイガー」


私は急いでメガネを拾い上げ、硬直している楓に手渡す。


しかしミーハーチックな乃唖ちゃんは、素顔の楓にメッロメロ。


「え!?イヤ……ウソ!?えっ!?メガネ無い方が絶対カッコイイって!うんうんうん!!//////」


カワイイ顔を真っ赤にして、楓を凝視しまくっていた。


目がハートになっている乃唖ちゃんを見て、ズキンと心が痛む。


「キャーーー♪ホントカッコイイねぇーーー♪」


もっとよく見ようと乃唖ちゃんと楓の距離が近づく度、胸の痛みが増す。
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