Who am l?
「峰子‥?」
目の前に、キョトンとした峰子ーーいや、人物がいる。
口を、顎が外れそうなほどあんぐり開けてーー目はこれでもかというほど見開かれている。
自分の今の表情もこんな感じなのだろうか、と思いながら、私はカーテンを掴みながらそんな表情をしている人物を見た。
少し茶色がかかった髪の毛はくせっ毛で、耳の下で二つに縛られている。
白い肌にはそばかすが広がり、一見外国を思わせる。
日本にもこんな外国人のような人がいるものなのか、と中学時代はよく問うたものだ。
だが私が今抱いている疑問はそんなものではない。
何故、峰子はーーここに?
一体、なんのため?
第一、本当に峰子なのか?
では、私が今見ているのは一体誰なの?
脳裏であふれてくる疑問の回答はーーー出ない。