恋路
『コツっ』
「いたっ!」
「お前、どーしたの?ぼーっとしすぎ。腹減りすぎて元気ない?」
あっちゃんが笑いながら、軽くデコピンをしてきた。
自分で思ってたより、深く考えすぎてて顔に出てたみたい。
ほんと、私、単純だなって反省。
「あはっ♪うん!お腹空きすぎちゃった〜」
笑いながら答える。
あっちゃん、ごめんね。
そうそう!
真剣な顔しちゃダメだよねっ!
空気悪くなっちゃう!
好きな人の前では常に笑顔じゃないとね!
うんうん、自信持たなきゃ!
……って、あれ?
私……里中君が…好き?
「ただいま〜!」
そんな時、調度純ちゃんたちが戻って来た。
「はい。これイチゴとレモン、どっちがいい?」
「はいっ?!」
なんか、里中君のこと考えてるときに本人に話しかけられて、思わず変な声出ちゃったよ!恥ずかしい〜!!
「……どっち?」
「あ!…イチゴで!」
恥ずかしいよ〜!!
今、絶対顔赤いから!!
「あっ、焼きそばも買ってきたからね♪」
「さんきゅー♪」
すかさず、あっちゃんの隣へと回り込む純ちゃん。
「…どした?気分悪い?」
「あっ!いや、全然!ちょっと考え事してて…」
「…そっか。」
里中くん…
近くで見るとやっぱりかっこいいなって…誰でも思っちゃうよ。