幼なじみ
『ああ、裕也か。ちょっとな。』

僕がそこまで言うと裕也は、じれったそうに目で先を促していた。
僕は、ため息を一つつくと続きを話してだした。

『喫茶店っていうけどな、実際何をすればいいんだ?普通の事でもすればいいのか?』

僕の言葉に少し考えていた裕也は、口を開いた。

「うーん、別に普通の喫茶店みたいにすればいいんじゃねえか?まあ、それか…。」

そこで言葉を止めた裕也は、ニヤニヤしながら話しだした。

「メイドカフェみたいに『却下!』

僕は、裕也の言葉を途中で止めた。
< 146 / 192 >

この作品をシェア

pagetop