幼なじみ
君のため 僕のため
放課後、僕は瑠璃を屋上へと呼び出した。

「どうしたの和也?話しって何?」

瑠璃は、いつも見せている笑顔で僕を見ていた。

『えっと……。』

その笑顔を見ていたら少し僕の中で迷いが出てきた。

「すごいね。ここからの景色。」

黙っていると瑠璃がフェンスの方に歩いていった。

『そうだな。ここからなら家が見えるんじゃないかな。』

僕もフェンスの方を見ながら話しを合わせた。
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