野良猫 lovesong 1
「そうか。」

と言ったあとは何も言わず、
ただ煙草を吸い続けるだけの男。

沈黙が苦手なあたしはモゾモゾして、
何か会話を探してると……。

「……おい。」

いきなり低い声が部屋に響いた。

ビクゥッ!!と体を跳ね上げながら。

『にゃやぁッ!!!』

と意味のわからない叫びを上げた
あたしを、男は呆れたように、
あたしを見つめて…。

「なぁに、遊んでんだ?」

と鼻で笑った。

『…………(ー_ー)ジーッ』

ムカついて、睨み付けても
アッサリとスルーしやがる。

終いには…。

「…お前、名前は?」

なんてマイペース甚だしい質問を
してきたから。

『人の名前を聞くときは、
 まずは自分から。…って、
 学校で習わなかった?』

ツンッと顔を背けながら嫌味っぽく
言ってやった。

「…what?」

男はσ(^_^;)?みたいな感じに
あたしに聞いてきた。

『だ~か~ら~!』

『人の名前を聞くときは、
 まずは自分からって!言ったの!!』

あたしがそう言うと男は、
あたしを凝視しながら。

「知らねぇ…のか?」

なんて聞くのだ。

………知り合いだったけ?っと、
思って今までの記憶を猛スピードで
辿るが、思い当たる節がない。

『……誰?』

首をかしげたあたし。

そんなあたしを見て、
男は少し考える素振りをしてから。

「んでもねぇ…。」

そう言ってソッポを向いて、
黙り混んでしまった。


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