† of Ogre~鬼の心理

第二十節

† 第二十節



空の色は、徐々に暗黒を忍ばせている。

その変化がなぜか、巨大な生物がこの星を飲み込もうとしている様に見える。

いや、事実飲み込んでいるのだろう。

ヤミ
夜という怪物が、世界をじわりじわりと包み込んでいく。

今ごろ、世界の裏側では闇の支配を朝日が解きほぐしているのだろう。

永遠に続くのかはわからないが、続く限り果てはない気がする、昼夜の侵略戦が空を闊歩している。

そんな、空色入り乱れる時間は、素直に好きだった。

向こう三つ目の街灯がちかちかと切れかかっているな――などとつまらないことを思いながら、私はアルの話に耳を傾けていた。

どうにも、ファミリーレストランというのは、家とは違って食事を作っている場面が見えないせいか、ひどくつまらないことに気が向いてしまう。
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