† of Ogre~鬼の心理
「僕には魔法、そして魔術が効かないんだ。君の力がそのどちらではなくても、もしくは超能力、特殊能力、東洋の式や法術、そういう、あらゆる非物理干渉は、僕に影響できない。僕の無意識が『超常』に認識するものは、すべてね」

それは、意識も、感覚も、なにも集中させる必要がない、僕が生まれ持ったものだ。

ただ、僕という肉体、魂、存在には、ひとつのルールがある。

魔法、魔術、大まかにもそれらに分類される影響は、僕へ及ぶことができない。

すべてが、僕の存在領域へ侵入、あるいは影響しようとした瞬間に、無化されてしまう。

女の攻撃も同様だ。肉弾攻撃でない限り、僕には届かない。

きっと僕は、時空を滅ぼすほどの魔法が行使されたところで、その劫火に焼かれてしまうことはないだろう。

そのように、生まれたから。

ただ難儀なことにこの力は、僕にとってプラスに働くものまでキャンセルしてしまう。

だから――仁だけだ。

彼女だけが僕の能力をかいくぐり、魔術魔法効果を与えてくる。
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