† of Ogre~鬼の心理
「しまっ――」
その規模を認識した僕は、
「――た、と言えれば、人生はおもしろいけどね」
左腕で真輝ちゃんを抱え込み、右腕を突き出した。
女の攻撃を、掌ひとつで受けるように。
バチン! という、電撃の壁が閃いたような発破音が、爆ぜた。
バッテンマークが僕に当たった時の現象は、たった、それだけ。淡白な音はトンネル内に響いて、秒も待たずに消えた。
「な、んっ……!?」
呆気ない事態の静寂に、女が息を飲む。腕が振り抜かれたままだ。
嬉しいことに、とても驚いてくれたらしい。少し誇り甲斐がある。
「残念だったね」
タネは簡単。僕の手に触れる直前で、女の攻撃が無効化された。ただそれだけ。文字通りの無効化。
いやいっそ、消去とさえ言える。いいやさらに正確には、無効化、消去したとも違う。
その能力を持っている僕から言わせてもらえれば、無効化にしてしまう、消去してしまう、無意識、不制御の力だった。
その規模を認識した僕は、
「――た、と言えれば、人生はおもしろいけどね」
左腕で真輝ちゃんを抱え込み、右腕を突き出した。
女の攻撃を、掌ひとつで受けるように。
バチン! という、電撃の壁が閃いたような発破音が、爆ぜた。
バッテンマークが僕に当たった時の現象は、たった、それだけ。淡白な音はトンネル内に響いて、秒も待たずに消えた。
「な、んっ……!?」
呆気ない事態の静寂に、女が息を飲む。腕が振り抜かれたままだ。
嬉しいことに、とても驚いてくれたらしい。少し誇り甲斐がある。
「残念だったね」
タネは簡単。僕の手に触れる直前で、女の攻撃が無効化された。ただそれだけ。文字通りの無効化。
いやいっそ、消去とさえ言える。いいやさらに正確には、無効化、消去したとも違う。
その能力を持っている僕から言わせてもらえれば、無効化にしてしまう、消去してしまう、無意識、不制御の力だった。