† of Ogre~鬼の心理
業者が手入れを怠ったのか――しゃらん――それとも、あえてそうすることで草木の中へ隠そうとしたのか――しゃらん――鬱蒼とした緑色の靄とも見える茂み――しゃらん――名前も判別できない木の下――しゃらん――『それ』はほの青白い燐を纏い、また、明滅していた。
人間よりも頭ひとつ分大きいだろうか、それは墓標とも、石碑とも取れる、楕円形の岩石。
知っている者がいるか定かではない、このひじり公園の名の由来となった、礎だ。
供え物をするのだろう小さな壇に、礎そのものの周囲に、溜まり溜まった落ち葉の絨毯が今、気流を体現するように舞っている。
下から上へ舞い上がり、そして自由落下。かと思えば、また舞い上がる。
さながら、炎のようでさえある、光る礎。光度が増す度にしゃらん、減る度にしゃらんと聞こえる鈴の音は、真鬼とともに聞いた。
人間よりも頭ひとつ分大きいだろうか、それは墓標とも、石碑とも取れる、楕円形の岩石。
知っている者がいるか定かではない、このひじり公園の名の由来となった、礎だ。
供え物をするのだろう小さな壇に、礎そのものの周囲に、溜まり溜まった落ち葉の絨毯が今、気流を体現するように舞っている。
下から上へ舞い上がり、そして自由落下。かと思えば、また舞い上がる。
さながら、炎のようでさえある、光る礎。光度が増す度にしゃらん、減る度にしゃらんと聞こえる鈴の音は、真鬼とともに聞いた。