traitor


そのころ、天皇は昨日と同じ部屋に居た。


腰を低く屈めた天皇の前には
双子の姉弟 空と陸が居た。

「空、陸、2人で仲良くするんだよ?
 人はね。皆同じ仲間なんだ。
 もしも喧嘩をしたならば相手を信頼しなさい。
 物事には何かしらの理由があるんだ。
 それを理解できればきっと仲直りできる。
 .....じゃあ、またいつか会えるときまで2人とも元気でな」


「「うん。伯父様もお元気で」」


「あぁ。ありがとう」


「「.....そして....さようなら」」


グサッ



「う、」


天皇は自分に突き刺さった刃物と
それを刺した2人に目を見開いた。


「伯父様、これで永遠にさよならです」
「伯父様、物事には何かしら理由があるんですよ」


それは10歳とは思えない
殺伐とした表情だった。


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