あの時の約束
「今日は最後の一日だから楽しもう」
「うん」

「自由行動だー」

「やったー」
「真衣行こ」
「うん」


「これ良いかも!」
「じゃ俺はこれ」



楽しい時間を過ごした。
修学旅行の終わる時間が近づいて来た。
「佳龍戻ろう!」
「うん」

「バスの中は静かだなぁ」
「本当、本当」
「このバスて日本人形飾ってたんだ」
「本当だ」
真衣はそちを見た後に外を見た。切なそうな顔だった。

「真衣どうしたの?」
「日本人形見てたら友達の事思い出して」
「なんで?」
「今は辞めとく」
「なんで?」
「メールで教える」
「判った絶対だよ!」
「うん」
「何々?なんの話?」
「秘密だよ!」
「なんで?教えてよ!」
「秘密にしたいからだよ!」
「真衣酷い。俺には教えて来れ無いんだ」
「じゃあ話すよ?」
『うん』



「なにそれ(恐)」
「だからメールでて言ったんだ」
「聞かなかったら良かった」
「佳龍、苦手なの?」
「日本人形の話は」
『原田君可愛いー』
「えっ」
「彼女居るの?」
「居ないよ」
「好きな人は?」
「居るよ!好きな人なら居るよ!」
「えー誰?」
「それは秘密!」
『えー』
「告白しないの?」
「今はし無い」
「いつするの?」
「二十歳だよ!」
「なんで?」
「これ以上言わない」
『えー気になる〜』
「二十歳になったら教えてくれるじゃあ無いかな」
「二十歳なったら教えてあげる」
「やったー」
「絶対だからね」
「うん」



「真衣寝てるよ!」
「可愛い」
「佳龍も見なよ」
「マジで可愛い。やっぱり可愛い」

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