空に太陽があるかぎり

君ヲ想フ


彼は、いなくなった。


たった、
たった13年の命。


もっと、洗濯したかっただろうに。


私が、子供が投げ入れたオモチャに気付いてさえいれば…


彼は、きっと─


それでも、
私は、この空に太陽が昇るかぎり


洗濯をし続けるだろう──

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