居るはずの無い 人…。
〜疑惑〜
この話しは 私が ある家に お世話になり 何日か 滞在する事になり 心霊体験を した 話しです。


ある家の近くには 小さな喫茶店がある。
取り壊される事もなく ひっそりと 建って居る。

もう 使う事も 無いから 物置小屋みたいに なり 中は 荒れ放題だ。


私は ある日 真夜中まで 寝つく事は なかった。

突然 金縛りにあった。

この金縛りは 現実なのか 夢なのか 分からなかった。
今 考えてみれば 何も分からない…。

いきなり 私は 喫茶店の近くの交差点に 立っていた。

どうやって ここまで どうやって 歩いて来たのか 分からない。
ただ 取り残された感じで 1人で立っていた。


すると 交差点の向こう側に女性が 立って 私を 見ている。

何も 動けない私は女性に見とれる形になってしまったのだ。


いきなり 女性が スッと やって来る。
浮いてる?
はや歩き?と思ってる内に 女性はいつの間にか 私の前に立って居た。

そして 私の手を引っ張る。
車道に。

車は 多く通っている。
この女性は 私を 殺す気なんだと 初めて そこで 実感した。


金縛りで 動けないはずの体が 動く。
でも 私は 車道へ引っ張られている。

その時 パッと 女性が 手を離した。


そこで 夢なのか 現実に 戻された。
額には 汗が びっしょり。
冷や汗で 出たのか かなり 髪が濡れていた。

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