超人見知り女子、恋愛始めます
さらに放課後。
もちろん私は一人でさっさと下校していた。・・・ついこの前までは・・・。
「唯花ってさ~」
「うんうん」
「だよな!それでさぁ~」
「そうだね、うん」
さっきとまったく変わらない調子で話しかけながらついてくる空太君。
ふっと立ち止まってみると、なんだか自分がバカバカしくなってきた。
「・・・ねぇ、空太君」
「え?なに?」
「なんでそんなに私につきまとうの?」
「だって友達だろ?」
ビシ、と空太君は私にピースを向けた。
「いや・・・友達だからってここまでくっついてこられるのは・・・それに、空太君だってどうせ取材が目当てなだけでしょ?そんなので友達だからとか言われても・・・むしろ迷惑っていうか・・・」
空太君は黙ってこっちを見ていた。
迷惑はちょっと言いすぎたかな・・・
でも、このままベタベタされるのも嫌だし、取材が目的なだけなんだから余計に・・・
「そんなわけないだろ!!」
「は?」
急に空太君が声を上げた。
「あのなあ、俺は仕事で友達作るほど安い男じゃないぜ!!」
空太君、あなたの言ってる意味がよくわかりません・・・
「だから、唯花の事取材したいから友達になりたかったわけじゃねーし!!俺が友達になりたいって感じたから友達になってくれって言ったんだよ!!」
あれ・・・空太君、怒ってる・・・
「ご、ごめん・・・私・・・」
「謝るなよ、俺も強引に友達にさせちまった感じだし・・・ごめん・・・」
「う、ううん、それは・・・その・・・嬉しかったけど・・・」
「え?」
「え」
「嬉しかったのか!?」
うわ、やばい!墓穴掘った!!
「ち、ちがっ、今のは・・・・!!」
「え、ちょっとまって、もう一回言えよ!!」
「ちがうっていってるでしょっ!!」
なんでだろう。
空太君との会話は、疲れるのに楽しい。
花と接している時のような・・・幸せな空気を感じることが、できる気がした。
もちろん私は一人でさっさと下校していた。・・・ついこの前までは・・・。
「唯花ってさ~」
「うんうん」
「だよな!それでさぁ~」
「そうだね、うん」
さっきとまったく変わらない調子で話しかけながらついてくる空太君。
ふっと立ち止まってみると、なんだか自分がバカバカしくなってきた。
「・・・ねぇ、空太君」
「え?なに?」
「なんでそんなに私につきまとうの?」
「だって友達だろ?」
ビシ、と空太君は私にピースを向けた。
「いや・・・友達だからってここまでくっついてこられるのは・・・それに、空太君だってどうせ取材が目当てなだけでしょ?そんなので友達だからとか言われても・・・むしろ迷惑っていうか・・・」
空太君は黙ってこっちを見ていた。
迷惑はちょっと言いすぎたかな・・・
でも、このままベタベタされるのも嫌だし、取材が目的なだけなんだから余計に・・・
「そんなわけないだろ!!」
「は?」
急に空太君が声を上げた。
「あのなあ、俺は仕事で友達作るほど安い男じゃないぜ!!」
空太君、あなたの言ってる意味がよくわかりません・・・
「だから、唯花の事取材したいから友達になりたかったわけじゃねーし!!俺が友達になりたいって感じたから友達になってくれって言ったんだよ!!」
あれ・・・空太君、怒ってる・・・
「ご、ごめん・・・私・・・」
「謝るなよ、俺も強引に友達にさせちまった感じだし・・・ごめん・・・」
「う、ううん、それは・・・その・・・嬉しかったけど・・・」
「え?」
「え」
「嬉しかったのか!?」
うわ、やばい!墓穴掘った!!
「ち、ちがっ、今のは・・・・!!」
「え、ちょっとまって、もう一回言えよ!!」
「ちがうっていってるでしょっ!!」
なんでだろう。
空太君との会話は、疲れるのに楽しい。
花と接している時のような・・・幸せな空気を感じることが、できる気がした。