すいそう

 太陽が照りつける学校の屋上、あの子は軽々と貯水槽を登っていく。あぶないよといくら僕が止めても、お構いなしにすいすいと登っていく。てっぺんまで登って、一瞬僕の方を見て――どぼーん。鈍い音が遠くで聞こえ、あの子はぼくの視界から消えてしまった。
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