あなたと見る月~新撰組~(編集中)





歌「……ふっ!…………はっ!……」



屯所で寝起きするようになって朝稽古も私の日課になった。



歌「………うっ!…………んっ!………」



ドタドタドタドタ…



こちらに向かって走ってくる足音が聞こえる。


この足音も日課になってしまった。



?「……月夜!飯にしようぜ!」


歌「永倉さん…。廊下を走ると危ないですよ」



私は人がいるであろう方向に向きながらいつものように注意する。



永「…おお、そうだった!」



永倉に反省の色は見えない。


永倉はいつも私が朝稽古していると呼びにくる。


永倉は『待て』が出来ないようだ。


永倉だから仕方ないが…



歌「もう、いいです。今から行きますから先に行ってて下さい」


永「おう♪早く来いよ!」



そう言うと永倉は広間の方に消えて行った。



私は竹刀をしまい肩にかけて身支度を済ませた。




私は一度部屋に戻り竹刀を置いて広間に向かった。




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