あなたと見る月~新撰組~(編集中)






??「気が付いてたならなんで無視するんだよー!」


歌「それはもちろん原田さんがうるさいからですよ♪」



私が満面の笑みでそう言うと原田の顔はひきつった表情になった。



原「……。もしかして機嫌悪いのか?」


歌「そんなことないですよ♪」


原「あ、うん。なんかすまん」



原田が少し焦ってる様に見えた。


私そんなに怖い顔してたかな??


てか、なんか用事があって話し掛けられたんだよね?



歌「そう言えば何か用事があったんじゃないんですか?」


原「ん?あぁ。これから新八達と島原に行くんだけど月夜も一緒に行かないか?」



島原って遊女がいるところだよね?


遊女がどんな人なのか気になるけど、今日は夕飯の当番だしどうしよう。


私が考え込んでいると原田が察したようだ。



原「そう言えば、お前今日の夕飯の当番だったな。島原には幹部全員で行けばいいから、夕飯は他の隊士に任せればいいさ」


歌「そんなことしていいんですか?」


原「1回くらい良いじゃねぇか」



原田はそう言うと私の肩に手を回して歩き出した。





< 81 / 86 >

この作品をシェア

pagetop