あたしと彼氏(番外編完結)



あたしの前に立つ琉真はなんだか気まずそうな雰囲気で、頭を掻いている。




その仕草が、
これからあたしがされる返事をものがたっていた。




あぁ、あたし本当にフラれちゃうんだ……。




「あの……さ、」



二人の間を取り巻いていた沈黙を破ったのは琉真だった。




「とりあえず、ベンチでも座んね?」



さっきまであたしが座っていたベンチを指差す。




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