レモネード
心臓が…しかもなんか、日向くん、フレンドリーすぎる!

ひ「あみちゃん、明日、数学の席、隣にしようよ!」

ほらね、普通男子に言うでしょ…

でも、その時、私は、しらなかった、日向がいじめを受けている事を。

あ「あ、いいよー!」

ひ「やったあ~」

日向のニコニコした顔は、嫉妬するくらい可愛い。

帰りのホームルームが終わって、帰るとき

怒鳴り声が聞こえた
なんだと思い、怒鳴り声が聞こえるほうに近づいた。
チラっと見えたのは、日向だ

日向をとりかこんでいる。

「てめえよ、転校生だからって調子のんじゃねえよ」

いろいろ言われたあとに、お腹に蹴りを入れられている。

私は、足がすくんだ
動かない
助けなきゃって思うと、ますます、すくむ

いじめてた奴らが出てくると、次に日向が、平気な顔で出てきた。

ひ「あ!あみー」

あ「ひ、日向?傷どした?」

ひ「あ、ああ!これね?転んじゃった!」

あ「違うでしょ…」

ひ「え?」

あ「嘘つかないでよ」

私は、日向を抱きしめた

ひ「どうしたの?」

私は、泣きながら、

あ「一緒にいるから、友達だから」

日向は、何も言わず、泣いた。

ひ「辛かったよう。いたかったよう。」
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