『武士ドルが斬る!?』〈前編〉


 「キャァーーーーー!?」


 恐怖のあまり…どこから声を出してるんだというばかりに…オクターブの奇声をあげたのと同時に銃弾の音が頭上から聞こえた。



 もうこれ以上にない恐怖に私はベンチの下で生きた心地のない悪い夢のような現実を味わいながら‥とにかく身をすくめたその目先に…御守りがポツンと地面に転がって入るのを発見し…地獄で仏とばかりにその御守りに手を伸ばし握りしめ引き寄せたタイミングで銃弾がスレスレで放たれ地面に突き刺さったのを間近にみた私は……………。



 遠くで…ヘリの音と銃声音が段々と小さくなっていくのを感じながら…今回…2度目の気絶で意識が途切れていくのであった。





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