前途多難な彼女と彼氏①
その日、私と翔くんと秋で一緒に帰った。



すると秋が突然、

「宮本って未来とどんな関係なの?」

と、言ってきた。

「え、どんな関係って…。今日から友達になっただけだけど…?」

「ほんとに!?未来のこと好きとかじゃないでしょうねぇー?」

「はっ!?そんな分けねぇだろ!」

「ちょっと秋!そんなわけないじゃん!あたしなんかのことを好きになる人なんているわけないじゃん!」


「未来!!あんた知らないみたいだからこの際言うけど、あんたのことを好きな男子はたくさんいるんだからね!?」


「えっ!?」


「やっぱり…。どんだけ鈍いのよ!」


「みんな騙されてるんだと思うよ!!あたしなんて秋に比べたら全然可愛くないし…」


「もぅ!未来!あんたは可愛いの!それを自覚してないなんて…天然すぎ!」


「…………」


「確かに未来はかわいいと思うよ」

翔くんがそう言った。

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