恋せよオジョー!
「わりぃが、そういうことになるな」
ガジガジと頭をかきながら、恭弥は申し訳なさそうに言う。
「ここに、わたしが・・・」
ボソリ、つぶやく。
「なに?オジョーだからこんなきったないところ泊まれないとか思ってる?まったく。これだから生粋のオジョーは・・・・」
「わくわくしますっっ!」
俄然、興奮してきた。
「お、おお?どした、オジョー。狂ったか?」
蓮が言う。
「いいえ。狂ってなどいないです。わたし、お泊り初めてなんです・・・。だから、すっごいワクワクするなって」
目がキラキラと輝いているだろう。
自分でもわかる。