幼なじみをやめるまで
そう言い残して、さっさと部屋を出て行った舞子の背中をボーッと見送っていると、




「咲、大丈夫か?」


千裕には珍しく遠慮したような声


「えっ?何が?」



「だから……潤と……」



最期の方はゴニョゴニョと聞き取れない。
きっと、潤にキスされたことを心配しているんだと思う。


「うん。なんでもないよ。とは言えないけど。でも舞子と話してだいぶ落ち着いた」



「そっか。良かった」



凄く分かりやすくホッと安心した顔をした千裕が、なんだかおかしくてプッと吹き出してしまった。



「はっ?今笑うトコ?」


「ごめんごめん。ねぇ、早くその傷冷やそうよ。待ってて今氷持ってくるから」


ベットから立ち上がった私の腕を、千裕が掴み再びベットへと戻される。

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