幼なじみをやめるまで
「きゃー!そうだった。咲行くよ」

「えっ?わぁー」


加奈子が急に手を掴み走り出した


「初日から遅れるなんてあり得ない!!」

「加奈子離して!転ぶよ」


大きな声で叫びながら廊下をもうダッシュする私達はさぞ目立っているだろう。


ーー平穏な高校生活から遠ざかってく気がする。



階段へ差し掛かり、さすがに手を離してもらえたけど、加奈子の猛ダッシュのスピードは落ちなかった。


短いスカートが捲れるのを全く気にせず走る姿は、見ている方が視線の置き場に困る。
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