復讐
夕方になると何気ない顔をして帰宅した。
『ただいま。』
母の顔を見たくないわたしは自分の部屋に直行しようとした。
「みく。待ちなさい。」
母は怖い顔をして呼び止めてきた。
「学校へは行ったの?」
まっすぐにわたしの目を見て母は聞いてきた。
『は?関係ないでしょ。』
わたしはそう言うとその場を離れようとした。母はわたしの腕を掴んだ。
振り返った瞬間、頬に物凄い痛みが走った。
右、左、右…何度もわたしは叩かれた。
「学校から連絡がきたのよ!学校をサボるなんていつからそんな不良みたいな真似するようになったのよ!恥ずかしい!!」