幸せの選択
帝都ホテル…
この国で最も古く、国内外のVIPが利用するホテル。


「あそこのコンペに、参加できそうなんだ。このソファー、テーブルに引けをとらない場所なんて、あそこしかないだろ?」


まるで新しい玩具を与えられた子供のようにはなす課長に、思わずプッと笑ってしまった。


「すみません。つい…なんか、課長らしくなかったので」

「ああ、俺は笑わないサイボーグだったな」


冗談混じりに笑う課長。

きっと、今までだってこんな風に笑う課長はいたんだ。と思うと、気付かなかった自分がすごく損をしていたように思える。





< 130 / 760 >

この作品をシェア

pagetop