幸せの選択
「あ、三幸商事の鍋嶋さんでしたよね。お久しぶりです」

早く立ち去ろう

そう思った私は、外用の笑顔を浮かべて挨拶をした。

そして、「では、失礼します」と去ろうとしたのに


「あいかわらず三島さんは、かわいいね。な?岡田もそう思うだろ?

お前も会いたがってたじゃん。マニュアル作った人はどんな人ですか?って…」


「ああ」

鍋嶋に肘で小突かれた彼は、一瞬驚いた顔をして私を見た。


「こいつね、三島さんの作ったマニュアル見て、『これは、どこの業者に作らせたんですか?』って、聞いたんだぜ」

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