幸せの選択
私の嫌みに正面から答えてくれる課長の真摯さに、少しグラっとしていまいそうになる。



――いけない、いけない



だけど、あの顔で『お前に興味がなかったわけじゃないから』なんて言われたら、誰だって舞い上がる。




「で?人事なんだって?」

そんな私の思考を無視して、話題を元に戻された。




「あ、来月で終了だそうです。まぁ、もう3回も更新してもらってますからね」
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