幸せの選択
『死んでしまう』と覚悟したものの、人間は案外タフにできているらしく、再び意識が戻った場所は、あの世ではなく見慣れた天井だった。



意識がハッキリしてくると、全身の痛みが襲ってきた。


そして、同時に耳元で泣き叫ぶ声がした。



「千秋……?あー良かった。意識が戻った。ごめん。ごめん。俺はなんて事をしたんだ」



聞き取るのがやっとな程、夢中で叫んでいる。

そして、私が今弘之の腕の中にいる。



< 195 / 760 >

この作品をシェア

pagetop