幸せの選択
道は深夜ともあってすいていた。
車は順調に走っている。


ずっと先を走る車のテイルランプを眺めながら、まるで自分もこのまま、一人ずっと取り残されてしまうのではないかと、不安になった。


課長に全て面倒見て貰う自分でいいのだろうか……



見ず知らずの人の家に面倒をかけていいのだろうか……



「課長、私何も持たずに家を出てきてしまったので、一度家に荷物を取りに帰りたいです」


さっきは、気が動転して何も考えられなかったけど、ビジネスホテルくらいなら今からでも泊まれるんじゃないかと、思いついた。
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