幸せの選択
「わかった、じゃあよろしく」


電話を終えた課長は「まったくアイツは…」と言ってフゥーっとひとつ息を吐いた。



「すみません、ご迷惑をかけて」



「あ、いや。アイツ――沢登って言うんだけど、アイツ店やってんの。今度ボトル入れるように約束させられた。まったくちゃっかりし過ぎだろ。」




言葉とは裏腹に、笑顔で言う課長。



「すみません。私が代わりに…」


「待て待て、三島が行くような店じゃない。それより、店で働けって言われても断れよ?」


「えっ…?」


「アイツなら言いかねない」



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