幸せの選択
「それ」


顎で私を指し示す課長。


「えっ?何ですか?」


キョロキョロと、辺りを見回しても変な所はない。


「だから、三島が俺を未だに『課長』って、呼ぶこと」


「……あっ」


拗ねた子供のような顔をしたかと思ったら、一瞬にして意地悪な笑みを浮かべる。


その少し斜に構えた顔も、色っぽい…





「三島?俺は、お前の上司じゃないよ?だから、名前で呼んで?」



「…………っ!」


< 322 / 760 >

この作品をシェア

pagetop