幸せの選択
課長が仕事をしている姿以外全く想像できない
この人に帰る家があって、その家には愛する奥様がいて、その人と世間話をする姿…



「想像できないわぁ」


思わず独り言を口走ってしまった。




「何?」

「あ…いえ、ひ、独り言です。気にしないでください」


それ以上詮索されたらどうしようと焦る私を余所に「あっそ」とあっけなく視線を窓の外に移した
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