幸せの選択
確認しなくても分かる。
きっと私の顔は、真っ赤になっている。



無駄だとは分かっていても、なんとか課長にこの顔を見せたくなくて、窓の外に顔を向け、パタパタと手で仰いでみる




「三島と、今夜は楽しい酒が飲めそうだな」



「そ、そうですか?私そんなにおもしろい人間じゃないんで、期待しないでください。荷が重いです」

「俺が楽しいって言ってるんだからそれでいいだろ。ありのままのお前でいいんだよ」
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