幸せの選択
全体的に木の温もりが溢れているような空間に、初めてとは思えない居心地の良さをすぐに感じることができた。




「お前はないだろ?つぶれないように貢献してる上客だぞ俺は」


「はいはい、いつもありがとうございます坂巻様。ところで、そこに立たされているかわい子ちゃんはどなた?」




お店の中をキョロキョロ見渡す私に、一気にふたつの視線が集まる。




「あ、あの私…」

「会社の子。ちょっと迷惑かけたから罪滅ぼし。だから、上手いもん出せよ」


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